PROFILE
キョウエ
相方と秘書猫パンジャとの 3人6脚生活・・が、2010年6月14日に息子も加わり、4人8脚に。 足並み揃わずぎったんばったん。 横浜在住、都内勤務。 本家本元サイト JUNKFACTORYもあるでよ。 更に、製作日記は 我楽多工場作業室 にて。ゆるりゆるりと。 そして、鳥頭な自分の備忘録にと 我楽多工場子供部屋も。 twitter始めてみました。 カテゴリ
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面白そうなイベントの知らせを友人がポロッポーと伝書鳩の如く運んできた。
「結城で浴衣の草木染めが出来るよ、ぽろっぽぉ。」 それはなかなか面白そうではないですか。手仕事好きとしてはやってみないと。相方は「着いていって、見学している。俺にはそんな草木染めとかいうのは絶対無理!」というので、友人が申込みをしている日に無理矢理首を突っ込ませて貰って、参加することにした。 GW初日なので、渋滞を危惧して早め早めに出発し、結城のつむぎの館についたのは、朝9時頃。古民家を移築して造ったという陳列館は大変渋く重々しい。 こちらは、一階に紬の反物や着物が並んでいて、商品説明やら、見本市(?)やらが行われるらしい。本日はこちらの広い座敷で「絞り」の作業を行うことになるらしい。 絞りの作業後はこちらで草木染めをするんだそうな。 写真に写っている絞りの浴衣を今日は染めるのだ。我々が自分で絞り→染めの行程をすると、一月後には浴衣に仕立ててくれるのだという。 左から、栗染め・桃染め・桜染め。栗染めだけが鉄媒染です。右の帯は、好きな色のものが選べる。 草木染め体験と、浴衣の仕立てと、帯と、昼ご飯と一切合切がセットになった大変お得なイベントなのです。 私は、端から決めていた栗染めだけれど、皆実物を見ると「何染めにするか」で随分悩むご様子。確かに一口にピンクといっても、桜の淡いピンクや、桃の暖かみのあるピンク、どれも味があって、年齢かかわらず着れそうだし、草木染めは着込んでいくうちに色合いも少しずつ変化するものだから、なかなか「これ!」とは決められない。 色は、染め始めるまで存分に悩めますからねーー。その前に絞りを決めて下さいねー。と言われる。 今回、午前中いっぱいかけて、絞りの作業なわけですが、絞りの基本デザインは三種類。A10コ、B12コ、C15コ。と絞りの数が変わります。 大体のバランスは生地の関係で場所を決めてくれているので、絞りの数を決めて、見本(反物のどこに絞りを入れれば、いいか示した設計図のようなもの)をもらいます。 絞りの数が増えると、単純に作業量が増えるので、大変ですよ。と言われるが、こういう事に関しては「これがいい!」と思ったらテコでも動かぬ頑固者なので「頑張って15コ絞りを入れます!」と豪語する。 A/B/Cの中で、絞りが15コのCだけ、上半身にも絞りが入るのだ。どーーーーーしても上半身に絞りのポイントが欲しい! 絞りの間隔、強さ、などによる見本も作ってくれています。 言葉だけの説明ではわからない初心者達にはこういう目で見てわかる説明というのはすごく嬉しい。この浴衣染め体験教室は今年始めての試みということですが、スタッフがまだ不慣れながらも、誠心誠意考えて準備してくれているのがよくわかる。偉い!そうでなくては。 これが絞りの道具。 絞りの印を付けるため、メジャーやチャコペン、○を正確に書くため、各種大きさのお椀や、パスタメジャー、糸・針などが一人一人に用意されている。 各自、自分の名前のついた箱を手元にもってきて準備OK。 古民家の広い座敷に、一人2畳ほどのスペースをとりながら点々と散らばって、いざいざいざ。 これは、古民家「陳列館」に並べられた、ほんまもんの結城紬の数々。ン十万とか百ン十万とかの紬が普通に並んでいるところが恐ろしい。 ふっとーーー。かっこええええええ。 梁フェチの私が興奮して激写。 梁だと言われなければ、なんの写真を撮ったのだかわからんな。
by kyoe_noriko
| 2007-04-28 12:21
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